国際南極大学の政策方針書

国際協定により、南極大陸は平和および科学に貢献する自然保護地域として現在に至っています。過去半世紀で見られたように、南極および南大洋における大規模な研究計画の成功には、国際協力が非常に重要となります。
この審議文書は、国際南極大学(IAI)設立に向け、南極教育を協力して活性化させることが目的です。私たちの機関は、できるだけ多くの参画機関を受け入れできる様、それぞれ異なった条件や制約事項へ柔軟に対応できる共同連携モデルの開発を目指します。

連携モデル開発の機会は、国際的な教育体制を確立し、国の専門機関をまとめ、各大学における南極焦点と区分を集約し、国際協力の数十年間を構築するために存在します。このような構造基盤の開発は、私たちが2007-2009年の国際極年に取り組むことによい時機でもあります。

数カ国では、南極での調査・研究の特色ある大学プログラムが既に提供され、多くの機関は学部レベルでの単位を提供し、大学院レベルのコースを大学生向けに修正して開講しました。
私たちは、履修単位互換研究プログラムを可能にし、共同カリキュラムの開発、授業の相互認定、教育・人・その他資源や施設の共有を提供することを目的とした、学部・大学院両レベルで専門分野の教育プログラムを考察しています。

IAIは、それぞれのパートナー機関へ学部教育への門戸を開いてゆきます。宣伝活動によって南極コースへの在籍学生数が増加し、多くの参画機関にとって利益となり、現在世界的な入学者の減少に苦しむ大学院研究プログラムに良い影響をもたらすでしょう。
国際南極大学(IAI)が成功する為には、参与者への利益提供が必要になるでしょう。IAI組織は、提携(協力)を仲介する様々なモデルの検討が必要になります。
この方針書は相互協定に向けたアイデアを提起し、現行の体制で達成されたものもあれば、開発が必要なものもあるでしょう。基本的な実用モデルは、以下の通り構築することができました。

委員会のメンバーは、国際南極大学の一員です。各大学は、この主要な政策決定機関の一員となります。
国際南極大学委員会は、科目計画や入学者数、学生の管理を含む大学のすべての問題を監督します。また、委員会は国際南極大学から集められたグループで構成します。
事務局はディレクター、秘書、およびプロジェクト職員から構成され、国際南極大学の資金運営、広報といった日々の業務に従事します。今後、事務局は参画機関の間で、持ち回りで担当することになる予定です。

学部レベル

IAIの推進
・南極の学部教育における国際的チャンス
・パートナー大学間での教育資源の共有
・新しく革新的な南極のコースの開発
・学生・スタッフ間の流動性を促進する明確な道すじの開発
・南極条約システムで生じた国際協力

IAIは、多様な学位(単位)開設に積極的に取り組みます。学生は自国の機関に入学しますが、他のIAI参画機関で科目単位の協定範囲まで受講できます。一連の受入可能なコース単位の組み合わせは、国際南極大学委員会によって制定されます。自国の機関とIAIの合同で単位が贈られるでしょう。
IAIは、学生の南極圏でのフィールド研究が可能な分野を積極的に開拓してゆきます。

学生出資の流動性

これらの学位プログラムには、高額な費用がかかるものがあります。学生が異なる機関で研究する為には、旅行支援が必要になります。研究現場への旅行は相当な費用がかかることから、各機関は旅行をサポートする為に旅行奨励金を支給する必要があります。

学生交換

学生交換制度は、既にほとんどの大学で広まりました。南極研究に興味をもつ学部学生は、自国のIAI提携大学に入学し、その学生はそれからコースの2年目、および3年目の間、IAI参画機関で1学期以上の学期を過ごすことを奨励されます。 この交換学期の間に取得した単位は自国の大学を通して履修証明されます。遠隔学習によって単位が取得可能になるにつれて、そのIAIを通じて認定されるでしょう。 IAIは、学生によるIAI機関での適切な単位取得を認めるために既存の構造を拡大してゆきます。

履修単位プロセス

IAIが提携している学士・修士課程の構造・科目と、覚書(MOU)を通じた正式な協定に達することができると、学士・修士学位に向けての提供科目を研究所(機関)間で開設することが必要になるでしょう。
IAIを通しての宣伝・広告
IAIの強み(長所)の1つは、他の大学や研究所の科学者との強いつながりです。 IAIは、国際的な学部生にとって広い認識を得る手段となります。事務局は、国際的にIAI学位やコースを公表する役割を果たします。
IAIは、南極教育を促進するウェブサイトを設立します。特にIAI学位、学部コース・プログラムを具体的に記述し、学生に向けて奨学金等の財政支援先を掲載します。事務局はウェブサイトを管理し、定期的に更新してゆきます。

上級学位

大学院レベルにおいての大学院の教科学位が IAI 初期の構造化されたコースとして提案されます。学生は、研究コース、オンライン式のIAI科目、研究資料や研究プロジェクトを通して自国の研究機関で取得したプログラムの残りで、IAI参画機関における大学院プログラムの必修単位を保証することができました。完成において、学生はIAIによる認定によって自国の研究機関から修士の学位を受けられるでしょう。
博士課程レベルにおいて、学生はIAIを通して他の大学や研究所での科学者と研究施設へのつながりをもてるチャンスを広げられるでしょう。

国際極年

国際極年(IPY)は、極域科学と社会科学において国際的な協力を促進するために2007年-2009年の間計画されています。 IPYの主な目的の1つは、‘世間の人々に極地の現状を知っていただき、次世代のエンジニア、科学者、リーダー(担い手)の養成を支援する’ことです。IAI は同様の教育目的を持ち、すべての南極条約国の支持を持つ大きな国際プログラムに従事することにより、大いに利益を受けるでしょう。

IAI・IPY関連

IAIとIPYはさまざまな質問への回答を共有しています。:

なぜ、IPYを創設するのか?
•    知識と理解の進展を促進するため
•    未来への進歩を支える遺産を残すため
•    上記を達成するために国際協力と連携を強化するため

なぜ、国際的なレベルで?
•    極地の環境変動の進行は国境を越えて広がるため
•    科学の課題は一国家の機能限度を越えるため
•    協調的取り組みは、成果と費用有効性を最大化するため
•    国際共同研究は利益と関係構築を共有するため

国際極年(IPY)の教育原案と方針書は、このプログラムの義務を果たす為の関心度を求めています。University of the Arcticは、すでに北極教育における重要な役割を持つでしょう。IAIは南極に同様な役割を持つことができました。

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